5/24(日) 15:16配信
共同通信

 【ニューヨーク共同】米東部ニューヨーク市で、新型コロナウイルスの感染拡大に貧富の格差が影を落としている実態が明らかになってきた。富裕層が3月ごろから市外に避難する一方、逃げ道がない貧困層の感染率は極めて高い。格差社会の縮図と言えそうだ。

 スマートフォンの位置情報によると、市民の5%に当たる約42万人が3月1日〜5月1日に市を離れた。マンハッタンなどの高級住宅地では住民が40%超減少した。

 ニューヨーク州で感染歴を調べる抗体検査を低所得者地域で実施した結果、陽性率は市内平均の約20%を上回る27%。黒人やヒスパニックが多い市北部ブロンクスでは43%だった。

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