11、堀井について
 「全部を説明しなくても分かった気にさせればいいの。」と言っていたが、
 発売後にあれこれ補完している時点で説明不足を認めてるようなものだ。
 開発者がしゃべればしゃべるほど作品の価値を落とすことに気付いてほしい。
 ゲームについて言うと、物語終盤にあれもこれも詰め込み過ぎな印象を受ける。
 ドラクエと言えば発売延期が定番だが、
 堀井自身がラストスパート型なのかもしれない。だから終盤に何でもぶっ込むのだろう。
 もう少し「引き算」の発想を覚えた方がいい。
 人間、富や名声が満たされてくる程に「引き算」が出来なくなると言う。
 政治家が何でもかんでも増税で解決しようとするように、金持ちになると力技が得意になる。
 だが、満たされている状況でなお「引き算」が出来る人こそが
 本当によく生きた人間と言うことが出来よう。
 堀井を見ていて気になるのは、集めても意味のない名産品(DQ5)、
 「おれにまかせろ」という意味のない作戦(DQ6)、種木の実が手に入り過ぎる仕様(DQ11)。
 こういうのを見るにつけ、RPGはリソースゲーム(数字のやり取り)
 という本質から目を背けてるんだなと感じるわ。
 「過ぎ去りし時を求めて」昔の堀井に戻って欲しいわ。

※追加(巻き戻し発言を受けて)
 堀井もゲームの説明をイベントでするようじゃ駄目だな。
 ゲームの説明はゲーム内でしないといけない。
 どこの世界でもそうだけど、時間が経ってからの発表は後付けや矛盾を生むだけ。
 スポーツでも何でも、メディアが終わった直後の選手にインタビューを試みるのは
 時間が経ってからだとその人の都合のいいように改変する恐れがあるから。
 「収束」発言についても結局は何の解決にもなってはおらず、
 多くの矛盾点を残す結果となった。