茂木敏充外相は28日夜、ロシアのラブロフ外相と電話協議し、北方領土での共同経済活動など平和条約締結交渉を早期に再開することで一致した。

 今春に予定していたが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて延期されていた次官級協議を行う。森健良外務審議官とロシアのモルグロフ外務次官がテレビ会議などで実施する。両外相は新型コロナ対応で緊密に協力することを確認した。ラブロフ氏は日本の感染症対策を評価したという。今回の電話協議は日本側が呼びかけた。【杉直樹】

毎日新聞 2020年5月28日 22時17分(最終更新 5月28日 22時17分)
https://mainichi.jp/articles/20200528/k00/00m/010/301000c