中国の李克強首相、国家安全法を正当化「香港の長期的繁栄を守るものだ」

中国の李克強首相は、香港の反政府デモなどを取り締まるための「国家安全法」導入を決めたことについて「香港の長期的繁栄を守るものだ」と正当化しました。

中国李克強首相「今回の決定は、一国二制度を長く安定させ、香港の長期的繁栄を守るものである」

李首相は、また、「中国政府は香港の人々による高度な自治を貫徹する」と述べ「一国二制度」を堅持するとの姿勢を強調しました。

28日に閉幕した全人代=全国人民代表大会では、圧倒的な賛成多数で香港への国家安全法の導入を決めました。ことし夏にも開かれる全人代の常務委員会を経て施行される見通しです。

香港の反政府デモなどを取り締まるため中国政府が関与を強めることになりますが、香港の民主派の激しい反発が予想されるほか、アメリカなど国際社会も圧力を強めていて、今後、混乱が深まることは必至の情勢です。

2020年5月28日 22時27分 日テレNEWS24
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