2020年5月29日 21時10分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200529/k10012451181000.html

長野県坂城町の住宅で拳銃を発砲して住人の高校生ら2人を殺害し自殺を図ったとみられる35歳の男が、窓ガラスを割って住宅に侵入した疑いがあることが捜査関係者への取材で分かりました。警察は男と、高校生らの兄との間にトラブルがあったとみて調べています。

今月26日、長野県坂城町の市川武範さんの住宅で、この家に住む、市川さんの長女で飲食店店員の杏菜さん(22)と、次男で高校1年生の直人さん(16)、それに住所・職業不詳の小沢翔容疑者(35)の3人が頭にけがをして死亡しました。

その後の調べで現場の状況などから、小沢容疑者が窓ガラスを割って住宅に侵入した疑いがあることが捜査関係者への取材で分かりました。

また、警察によりますと、杏菜さんと直人さんはいずれも頭を拳銃で撃たれて死亡したということです。

警察は小沢容疑者が拳銃で2人を殺害したあと、自殺を図ったとみて詳しいいきさつを調べています。

この事件の前に、警察は市川さんの長男に対する傷害などの疑いで小沢容疑者の逮捕状をとり行方を捜査していたということで、長男とのトラブルについても調べを進めています。