新型コロナウイルスの感染拡大が続く北九州市は30日、「第2波のまっただ中にいる」と北橋健治市長が危機感を表明してから初の週末を迎えた。14日に福岡県で緊急事態宣言が解除された後は街に戻りつつあった人出も減少。感染者の住まいが市内全域に広がる中、30日も16人の感染が判明し、住民らの不安は続く。

青果店や鮮魚店など多くの商店が軒を連ね、「北九州の台所」と呼ばれる旦過(たんが)市場(北九州市小倉北区)。シャッターを下ろした店も目立つ市場内で、総菜店主は「先週末に比べると人は少ない」。八百屋「江里口」を営む近藤光孝さん(61)は「買いだめの客が多い印象だ」と話した。

「土曜日だけどお客さんは少ない。また先が見えない日が来るのか……」。北九州の郷土料理「ぬか炊き」を販売する「たちばな」の高瀬政則さん(42)は嘆く。宣言解除後に戻ってきた客足がこの数日、再び減り始めたと感じている。「お客さんのために店を開けていたいが、以前のようにはならないだろう」

福岡県は29日、「県内の医療提供体制には余力がある」として外出自粛要請などを5月31日までで解除することを決めたが、北九州市民には当分の間、不要不急の外出を控えるよう求めた。約1カ月半ぶりに市場を訪れたという小倉北区の女性(67)は「離れて暮らす孫に会えない状態が、いつまで続くのか」と買い物袋を手に足早に立ち去った。【浅野翔太郎】

5/30(土) 22:10 毎日新聞
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