静岡県掛川市と菊川市のゴミを処理している施設の焼却炉が故障し、両市は5日付けで「ゴミ処理非常事態宣言」を発令します。
施設の老朽化と、新型コロナウイルスで搬入ゴミが増えたことが原因とみられています。

焼却炉が故障したのは、掛川市と菊川市のゴミを処理している「環境資源ギャラリー」です。
この施設は稼働15年目を迎え、老朽化により処理能力が低下していました。
これに加え、新型コロナの影響で家庭からの片づけゴミが増え、大量の布が詰まるなど、燃えるゴミの焼却炉2基が相次いで故障しました。

このため、施設の管理者である掛川市の松井市長は4日午後4時から緊急会見を開き、市民に家庭ゴミを減らすよう協力を呼びかけました。

掛川市・松井三郎市長 
「1号炉が5月24日に、2号炉が26日に故障して、それぞれ緊急停止したことを受けまして“ゴミ処理非常事態宣言”を6月5日付で発令する」

焼却炉は1基動いているものの、修理には約2カ月かかる見込みで、処理できないゴミは静岡市に外部委託するということです。
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以下ソース:テレビ静岡 2020年06月04日(木)
https://www.sut-tv.com/news/indiv/5195/