宮城県の村井嘉浩知事は8日の定例記者会見で、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う休業要請が終了後もにぎわいが戻らない仙台市の「国分町」など繁華街について問われ、「県職員が先頭に立って、県経済を引っ張る気概をもって、会食してほしい」と職員に要望したことを明らかにした。

 休業要請の終了から1カ月が経過したが国分町では「3密」対策による客席減や外出控えなどで客足は低調なまま。村井知事は、8日朝の副知事や部長らとの幹部会で、「県職員が先頭に消費に貢献しよう。新しい生活様式に対応し、節度ある飲食は求められるが、遠慮する必要はない」という趣旨の話をしたという。国会に提出された国の2次補正予算案を見て、県としての対策を練る考えも示した。【深津誠】

毎日新聞 2020年6月8日 20時55分(最終更新 6月8日 20時56分)
https://mainichi.jp/20200608/k00/00m/040/268000c