2020年6月9日 6時53分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200609/k10012463251000.html

生命保険大手の明治安田生命は、およそ2500人いる全国の契約社員について、来年度から希望者すべてを、原則、正社員にすることを決めました。人手不足を見越して保険の知識を持った人材をできるだけ多く確保するねらいです。

明治安田生命では、契約者からの電話の対応や保険の契約に関する書類作成の事務作業は、およそ2500人いる契約社員が担当しています。

会社はこうした契約社員について、来年度から本人が希望すれば、原則として全員を正社員にすることを決めました。

正社員になれば、総合職として高齢の契約者のもとを訪問し、保険契約や相続の相談などに応じる新たなサービスなども担当させる方針です。

また年収は平均で10%ほどあがり、退職金も支給するということです。

会社としては、処遇をよくすることで保険の知識を持った優秀な人材をできるだけ多く確保したい考えです。

生命保険業界では、日本生命がおととし3300人の契約社員を正社員にしたほか、第一生命は来月にも2000人の契約社員を正社員にする方針です。