「与党は逃げる雰囲気」「国会を止めるな」迫る野党3党 2次補正は「やむなく賛成」

 立憲民主、国民民主、社民の野党3党は10日の衆院本会議で、2020年度第2次補正予算案に賛成した。政府に突きつけた予備費の圧縮は実現しなかったが、国民生活に必要だとして「やむなく賛成」(社民の福島瑞穂党首)に回った。持続化給付金の民間委託問題などの追及すべき課題が残っているとして、野党は17日までの今国会会期の延長を与党に迫っている。

 立憲などの統一会派の今井雅人衆院議員(無所属)は、本会議で2次補正の賛成討論に臨み「スピード、内容、規模などに問題はあるが、国民が支援を待っていることに鑑み、賛成する」と表明した。一方、政府が自由に使える10兆円の予備費を問題視。「使用の際には事前の説明を強く求める」と訴えた。(以下有料版で、残り467文字)

毎日新聞 2020年6月10日 19時49分(最終更新 6月10日 19時49分)
https://mainichi.jp/20200610/k00/00m/010/219000c