今年の米大統領選で再選を目指すトランプ氏の支持率がアイオワ州で民主党候補指名を確実にしたバイデン前副大統領を上回ったものの、1ポイント差となった。地元紙デモイン・レジスターが15日に公表した世論調査で明らかになった。2016年の大統領選では、同州でのトランプ氏の支持率は当時対立候補だったヒラリー・クリントン氏を9ポイント上回っていた。

 同調査によると、トランプ氏の支持率が44%だったのに対し、バイデン氏は43%。調査の誤差率はプラスマイナス3.8ポイント。調査は投票予定の有権者674人を対象に、今月7日から10日にかけて世論調査会社セルザーが委託を受けて実施した。

 民主党は今年の選挙でアイオワ州を激戦州の1つとは見なしておらず、ウィスコンシン州やミシガン州、ペンシルバニア州などトランプ氏が僅差で勝利した州に重点を置いている。トランプ氏のアイオワ州での支持率は3月以降低下。バイデン氏が民主党候補指名を確実にする前に行われた同月のデモイン・レジスターの調査では、トランプ氏の支持率が51%に対し、バイデン氏の支持率は41%だった。

2020年6月16日 14:10 JST
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-06-16/QBZWDWDWLU6801