6/18(木) 14:23
スポーツ報知
 
 東京都知事選(7月5日投開票)が18日に告示され、出馬する元日弁連会長の宇都宮健児氏(73)が同日、東京都庁前で第一声を行った。

 選挙カーではなく簡易設置された台の上に立った宇都宮氏は、「『地味なイメージをどう克服するか』と記者に問われたが、私は地味な人間。しかし、誰よりも人々の暮らしを考えている。地味を最大限ウリにしたい」と、“庶民派”をアピール。東京アラートなどカタカナ語のパフォーマンスが先行しているとの批判もある、現職の小池百合子都知事(67)とは対照的な姿勢を見せた。

 新型コロナウイルスの影響で生活に苦しむ人々の救済も呼びかけた。中でも、都内コロナ感染者の約7割を受け入れている都立・公社病院や保健所といった公的医療機関の充実を喫緊の課題としてあげ、「小池都知事は、コロナ対策をやると言いながらセンセーショナルな言葉を並べるだけで、実際には真逆のことをやっている」と熱弁。政策面でも小池都政との違いを強調した。

 宇都宮氏は2012、14年に続く3度目の都知事選に臨むことになる。今回の都知事選では古田真氏と並び、最年長の73歳での出馬となるが、「だいぶ高齢になったが、田舎育ちなので足腰は元気」と健在ぶりを見せ、駆けつけた約10人の支援者からは拍手が生まれた。“3度目の正直”に向けた選挙戦の火ぶたが切られた。

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