和歌山県の高野山につながる世界遺産の参詣道で、土が無断で掘り返されていたことがわかりました。
道を管理している和歌山県かつらぎ町は、6月18日に警察に刑事告発しました。

被害にあったのは和歌山県かつらぎ町にある世界遺産の参詣道「町石道」です。
土が深く掘り返され、山肌へと続く部分がえぐり取られました。
今年5月21日、「町石道の一部が毀損されている」という情報が町に寄せられ、周辺を調べた結果、
町内約12kmの範囲で12か所にわたり、溝のようなくぼみができているのが見つかったということです。

「町石道」は和歌山県九度山町から高野山へと続く約23kmに及ぶ山道です。
昔の単位である一町(109m)ごとに石で作られた「町石」と呼ばれる鎌倉時代の塔婆が立つ静かな参詣道です。

かつらぎ町は何者かが無断で掘り返したとみて、6月18日に文化財保護法違反の疑いで警察に刑事告発しました。
https://www.mbs.jp/news/kansainews/20200618/fb/GE00033522.jpg

以下ソース:毎日放送 2020/06/18 17:38
https://www.mbs.jp/news/kansainews/20200618/GE00033522.shtml