前法相で衆院議員の河井克行容疑者(57)と妻で参院議員の案里容疑者(46)が18日、公職選挙法違反(買収)容疑で東京地検に逮捕された。初入閣と初当選。順風満帆な2人を、何が暗転させたのか。

 18日午後2時過ぎ。衆院議員の河井克行容疑者(57)と妻で参院議員の案里容疑者(46)を乗せたとみられる2台の車が、東京・霞が関の法務省赤れんが棟に入った。行き先は、克行議員が8カ月前まで法相として執務にあたった同省の庁舎ではなく、隣接する東京地検特捜部が入る庁舎だった。まもなく2人は公職選挙法違反(買収)容疑で逮捕された。

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 「組織がなく戦う苦しさを、私が一番分かっていました」。昨年7月21日深夜、案里議員は、100人超の支持者らに深々と頭を下げた。広島県議から初挑戦した参院選。下馬評を覆し、2番手で初当選を果たした。妻の晴れ舞台。しかし、克行議員は表に姿を見せなかった。陣営関係者によると「まるで選対本部長みたいだった」という。

「金満ぶり」のうわさで持ちきり
 約1カ月半後、当選7期の克行…(以下有料版で,残り1546文字)

残りの見出し「克行氏「誰も信じられない」」

タイトルはある支援者の「克行氏に意見する人はいなかった。」に続く発言

朝日新聞 2020年6月18日 20時54分
https://www.asahi.com/articles/ASN6L6GMKN69PITB018.html?iref=com_rnavi_arank_nr02