アリクイの赤ちゃん「ケイ」すくすく 保育器で飼育員がミルク 伊豆シャボテン動物公園
毎日新聞 2020年6月25日 13時01分(最終更新 6月25日 13時01分)
https://mainichi.jp/articles/20200625/k00/00m/040/125000c

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兄の(右から)「コン」「トト」と「顔合わせ」をするミナミコアリクイの赤ちゃん「ケイ」=静岡県伊東市富戸で2020年6月24日午後1時14分、梁川淑広撮影

 伊東市富戸の伊豆シャボテン動物公園で6月2日にミナミコアリクイの雄の赤ちゃんが生まれ、すくすくと育っている。母親が以前、2頭の兄を出産した時と同様に育児を放棄したため、飼育員が園内の動物病院の保育器に入れてネコ用のミルクを1日に6回やり、人工哺育中。誕生時は体長が約20センチ、体重が293グラムだったが、24日はそれぞれ約40センチ、692グラムになった。

 名前は親子や兄弟のつながりの「繋(けい)」から「ケイ」にした。離乳期が終わる3〜4カ月後をめどに家族が暮らす温室の通路の展示場に移れるように両親や1歳3カ月の「コン」、7カ月の「トト」の兄たちとほぼ毎日、訓練の「顔合わせ」=非公開=を行っている。【梁川淑広】