複数の報道によると、立ち乗り電動二輪車「セグウェイ」の製造が7月に終了することになった。2001年に発表され、「未来の乗り物」として話題を呼んだが、一般目的には浸透しなかった。

セグウェイが今後、冗談のネタになることはないだろう。
24日の一部報道によると、発表から20年を経てセグウェイの製造が終了へ。発表当初は「未来の乗り物」と持ち上げられたが、後には、革新性よりも失敗談のほうで有名になった。
ジョージ・W・ブッシュ大統領は2003年にセグウェイから転落。TV撮影用のセグウェイがウサイン・ボルトに追突する珍事もあった。ボルトは2015年の陸上世界選手権で観客からの声援に応えていたところ、後ろから突っ込まれ、転倒した。
悲しいできごともあった。当時の製造会社の社長だった英実業家ジム・ヘゼルデン氏はセグウェイを運転中、崖から転落死。不慮の事故とみられる。
一方でセグウェイ自体は一般人には浸透せず。用途はもっぱらツアーガイドや警備に限られ、2015年のコメディ映画「モール・コップ」の続編にも登場した。
現モデル「セグウェイPT」の製造は7月15日に終了見込みだが、メーカーの中国セグウェイ・ナインボットグループはすでにその先へ。1月、シート付き電動ポッドを発表した。まだコンセプト段階だが、セグウェイPTとは異なりジョイスティックで速度を制御する。

https://news.yahoo.co.jp/articles/309214bfa1beb6282520b4b39478aa3ce2d04221