6/26(金) 9:20配信
河北新報

青葉区の連合町内会長を対象とした説明会。27席を用意したが、出席は1人だけだった

 仙台市は25日、新型コロナウイルス感染症対策を追加した「避難所運営マニュアル」(別冊)の策定を踏まえ、市内の連合町内会長向けの説明会をスタートさせた。初日は宮城野区の市生涯学習支援センターで、青葉区内の27人を対象に開催したが、出席者は1人だけで周知に不安を残した。

【写真】仙台市、避難所マニュアルの別冊策定 感染対策追加、チェックリスト記載

 市減災推進課の担当者が避難所の「3密」を避けるため、世帯ごとに区画を分けて間隔を2メートルずつ空けることや、体調不良の避難者は他の避難者と別の場所に誘導し、感染リスクを下げることなどを説明した。

 指定避難所だけでなく、市民センターなどの補助避難所、住民が自主運営する集会所などの地区避難施設も活用し「分散避難」に取り組むことも強調。町内会や学校などでつくる避難所運営委員会で、具体的な対応を協議するよう求めた。

 説明会は市内5区と宮城地区に分けて開く。市は今月上旬に全113人の会長に文書を送り、説明会を案内した。過去に開いた同様の説明会にはほぼ全員が参加しており、1人の出席に困惑している。

 高橋宗弘課長は「開催日時を知らないはずはなく、感染を恐れて足が遠のいたのかもしれない。欠席の会長には説明資料を郵送し、周知を図る」と話した。

 他地区の説明会は次の通り。▽太白区 26日・区役所▽若林区 29日・区役所▽宮城地区 30日・広瀬市民センター▽宮城野区 7月1日・区中央市民センター▽泉区 3日・区役所

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