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>ちょうど、スーパーの袋で困っていたところに、石油製品では「袋にできるフィルム」が余っていて、
>仕方なく石油コンビナートで余った分を燃やしていました。
>そこで、透明でタダ同然でスーパーに渡せる石油のフィルムをレジ袋として安値で出すことになり、
>スーパーは万引きは減るし、レジ袋は安いということで飛びついたのです。

>それに便乗して儲けようという人たちが現れたのです。その1つが「レジ袋追放の運動」でした。
>レジ袋の場合は、最初は「石油がなくなる」という恐怖を宣伝し(1970年から1980年)

レジ袋がスーパー等で使われるようになったのは1970年頃から
はい、この時点で武田センセの話はおかしいですね。

武田センセが後段で書いている(1970年から1980年)という時期にモロに被るんだけど、センセは前段では
『「袋にできるフィルム」が余って』いたからコンビナートで燃やしてたと述べている。

そもそも『「袋にできるフィルム」が余っていて』なんてことは起きたことがないし、コンビナートで
余っていた分を仕方なく燃やしてたなんてことはありません。

日本のエチレン生産はレジ袋が世に広まるころまでずっと右肩上がり、余るどころかどんどん増産してました。
オイルショックの頃に一時期落ちますが、その後もデコボコはあっても生産は伸び続け、頭打ちになるのは
天然ガス由来の安いエチレンに輸出シェアを奪われてから。

あまり知られてませんが、ほんの10数年前まで天然ガス由来のエチレンに価格競争で負けるまで
日本はアメリカに次ぐ世界第二位のエチレン輸出国だったんです。
レジ袋が世に出た頃は、余って困るどころか足りないからバンバン増産しまくってた時期です。