6/29(月) 13:06
京都新聞

滋賀県警本部長「西山さんに大きな負担、大変申し訳ない」 湖東病院再審無罪で初の謝罪
滋賀県警の滝澤依子本部長(2020年1月)
 滋賀県東近江市の湖東記念病院で患者を死亡させたとして滋賀県警に逮捕され、殺人罪で懲役12年の判決を受けて服役した元看護助手西山美香さん(40)=彦根市=が3月に再審で無罪判決(確定)を受けたことについて、県警の滝澤依子本部長は29日の県議会本会議で、「西山さんに大きな負担をかけ、大変申し訳なかった」と述べ、謝罪した。県警が西山さんに謝罪の弁を示したのは初めて。

【写真】無罪示唆の「爆弾証拠」県警が15年間隠蔽

 滝澤本部長は答弁で「再審公判で無罪判決が言い渡されたことは重く受け止めている」と発言。「確定審と再審公判で証拠の評価が異なったものの、無罪となり、請求人である西山さんに結果として大きな負担をかけ、そういう意味で大変申し訳ない気持ちであり、心中をお察しすると言葉もない」と述べた。

 滝澤本部長は4月と5月の県警の定例会見で、「無罪判決については真摯(しんし)に受け止め、今後の捜査に生かしたい」などと述べるにとどめ、西山さんや県民らから批判が出ていた。

https://amd.c.yimg.jp/im_siggUy_neCXJkDN4IefxtJR8tw---x635-y900-q90-exp3h-pril/amd/20200629-00394086-kyt-000-3-view.jpg

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200629-00394086-kyt-l25