最終更新 2020年06月29日(月) 20:47

有害鳥獣を捕獲する担い手育成を図るため、新潟県などはライフル射撃場の整備を進めています。候補地となっている新潟市で28日、初めての住民説明会が開かれましたが、安全性などを問う反対意見も多く、計画は足踏み状態となっています。

新潟市秋葉区で行われた住民説明会。新潟県や猟友会などは有害鳥獣を捕獲する担い手育成を図るため、県内初となる大口径ライフル射撃場の整備を進めています。候補地となっている矢代田地区で28日、初めての住民説明会が開かれました。

【県環境企画課 梅津了課長】
「候補地としてここを検討している理由、ライフル射撃場の設置に係る安全な対策を説明させていただきました」

県によりますと、サルやイノシシなどの野生鳥獣による農作物の被害額はここ数年、毎年およそ2億4千万円にも上っています。さらに去年はクマの出没が相次ぎ、20人がクマに襲われけがをしました。

県が候補地として選んだのは、新津クレー射撃場の隣。一定の長さの土地が確保できることや、隣接する既存の射撃場に教習の指導員がいることなどから、担い手の育成が効果的にできることなどを理由としています。

3時間にも及ぶ説明会に参加した住民は…。

【住民】
「今後の子どもたちのことを考えると、ある程度賛成していきたいなと思っています」
「もちろん賛成だよ。とにかく今は担い手をいかに育てるかの問題なんだから、早く施設を造らないと駄目」

「射撃場は必要不可欠」として、理解を示す住民もいる一方で…。

     ===== 後略 =====
全文は下記URLで

https://www.ohbsn.com/news/detail/kennai20200629_13688501.php