国内政治 解散・総選挙はポスト安倍
サンデー毎日

 来年の春には日本の首相は代わっている可能性があると思う。安倍(晋三首相)さんは来年9月の自民党総裁の任期満了を待たず、早めに辞めるだろう。任期いっぱいまでやると「ポスト安倍」政権が始まって1カ月で、衆院が任期満了を迎えて総選挙に突入することになるからだ。

 そして、次期総選挙は来年秋、ポスト安倍政権が衆院を解散して行う。安倍さんに解散して総選挙という選択肢はない。僕は安倍政権が経済政策を打ち出し、ポスト安倍が具体化して総選挙を行うと予測している。それができなきゃ、自民党はボロボロになる。

 それにしても、安倍内閣は新型コロナウイルスに救われたね。度重なるスキャンダルに国民は完全に怒っていたから、安倍さんは総理を続けられる状況ではなかった。本来なら安倍政権はもう終わっていたよ。(以下有料版で,残り2127文字)

 以下では,今秋解散がない理由として,内閣支持率が低いこと,総裁も衆院も任期が来秋に迫っていることを挙げている。

毎日新聞 2020年7月1日 05時00分(最終更新 7月1日 07時20分)
https://mainichi.jp/sunday/articles/20200629/org/00m/010/002000d