ニューヨーク(CNN Business) 米出版社サイモン・アンド・シュスターは1日、ボルトン前大統領補佐官(国家安全保障担当)が
トランプ政権在任中のことについて書いた回顧録「The Room Where It Happened(それが起きた部屋)」について、これまでのところ78万部以上を販売したと明らかにした。

発行部数には書籍や電子書籍、オーディオブックが含まれている。需要が大きく全ての注文に応じきれていないという。

多くの作家にとって数万部が売れれば幸運といえる。発売から1週間で数十万部が売れることはまれ。

回顧録の好調な売れ行きは、トランプ政権在任中の生活に関する暴露や、主要な放送局すべてで取材を受けた積極的な宣伝活動、トランプ大統領による反ボルトンキャンペーンの結果といえそうだ。

司法省は6月23日発売の回顧録について訴訟を起こしたが、このことがさらに同書に対する興味をかき立てることになった。

連邦地裁は出版差し止めの請求を棄却したが、政府がボルトン氏が回顧録によって受け取る収益を回収できる可能性も示した。

サイモン・アンド・シュスターは出版の権利に約200万ドルを支払ったと報じられているが、発行部数を見れば高額な報酬も納得といえそうだ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/ba1ada98e3a188e152158e6554afc0af31945a05

■参考
トランプ大統領の“暴露本”が10冊超え……ついに発売される姪っ子の著書の中身
https://news.yahoo.co.jp/articles/fa0c5bade61e4e877cd1ad73c64c266388cff77b