出土品返還問題
稲荷台1号墳出土品の一部は、1977年(昭和52年)の調査後は市原市埋蔵文化財調査センターが保管していたが、
調査団の一員だった個人が発掘調査報告書の作成を理由に1990年代に無断で自宅に持ち帰ったまま長く占有状態
にあった(報告書は未完)。市原市は2019年(令和元年)12月の市議会で、返還を求める民事訴訟を起こし千葉地裁に
提訴することを決定した。