7/6(月) 23:24
Bloomberg

(ブルームバーグ): 香港市民に英市民権取得の機会を付与するとした英国政府の提案について、中国は「目に余る内政干渉」だと批判し、提案を受け入れて移住しようとする市民を阻止しないとは言えないとの姿勢を示した。
中国の劉暁明駐英大使は6日、オンラインでの記者会見で、「展開を見守る必要がある」とし、「英国側が実際にとる措置に従って対抗策を決める」と述べた。
中国が香港国家安全維持法を制定したのを受け、英国は約300万人の香港市民に英国への移住を認める方針を打ち出した。ただラーブ外相は、中国が香港市民の移住を阻止する手段をとる場合、英国政府にできることはないと認めており、中国政府の出方が注目されている。
劉大使は「中国の主権と安全保障、発展を守る断固たる決意は決して過小評価されるべきではない」と警告。英国の一部の政治家はいまだに植民地支配者の思考だと述べつつ、中国の対応について詳細には踏み込まなかった。
一方、スラック英首相報道官は、英国が香港と結んでいる犯罪人引き渡し条約を見直していると明らかにした。

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