7/7(火) 17:57
時事通信
 
 ミュージアムパーク茨城県自然博物館(同県坂東市)は7日、2010年に同県ひたちなか市の海岸で見つかったサメの歯の化石が、白亜紀末期のシロワニ属のものと判明したと発表した。

 この時期に起きた恐竜の大量絶滅を生き延びた種とみられ、白亜紀末期の同属の化石発見は日本では初という。

 同館によると、化石は10年、茨城大に当時通っていた男子学生がひたちなか市の海岸の地層から発見。同館が詳しく調査したところ、シロワニ属の「カルカリアス・グラシリス」という種であることが昨年判明した。

 同種のサメ化石は欧州などで発見例があるが、北西太平洋側から見つかるのは初めて。白亜紀末期の海洋生態系を解明する上で貴重な資料という。

 化石が見つかった海岸では、他にもサメの歯の化石が6点発掘され、同館が12月27日まで展示している。 

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