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尖閣諸島 領海侵入の中国船は5日夕方までに退去 官房長官

沖縄県の尖閣諸島周辺で今月2日から日本の領海に侵入し、一時、日本の漁船にも接近した中国海警局の船について、菅官房長官は、翌日3日に領海を出たあと再び侵入し、5日夕方までに退去したことを明らかにし、警戒監視に万全を期す考えを示しました。

今月2日、中国海警局の船2隻が、沖縄県の尖閣諸島周辺の日本の領海に侵入し、一時、日本の漁船にも接近しました。

この中国海警局の船について、菅官房長官は午後の記者会見で、翌日3日の午後10時台までに、いったん領海から出たものの、4日の午前2時から再度侵入し、5日の午後5時台までに領海から退去したことを明らかにしました。

そのうえで「中国公船の活動の意図を申し上げる立場にはないが、引き続き緊張感を持って、政府としては尖閣諸島周辺の警戒監視に万全を尽くしていきたい」と述べました。

この中国海警局の船による領海侵入は39時間余りで、尖閣諸島沖での中国当局の船による1回当たりの領海侵入の時間としては、8年前に政府が尖閣諸島を国有化して以降、最も長くなりました。

2020年7月7日 18時32分 NHK