大分県は8日、同県臼杵市の高齢者福祉施設で
やかんに入れた酸性のスポーツドリンクを飲んだ77〜96歳の男女13人が食中毒となったと発表した。
県によると、やかんに付着した銅がドリンクで溶け出たとみられる。

13人は施設のデイサービスを利用。
6日午前、施設が市販の粉で作ったドリンクを飲んだ後、約1時間後に吐き気や下痢などの症状が出た。
重症者はいなかった。
県がドリンクを調べたところ、1リットル当たり200ミリグラムの銅を検出し、やかんからも微量が見つかった。

県によると、酸性のスポーツドリンクを金属製のやかんや水筒に入れると、金属が溶け出ることがある。
今回のやかんはステンレス製だが、底にたまった水あかに含まれる銅が溶けたとみられ、「珍しいケース」という。

スポーツドリンクのほか、炭酸飲料や果汁飲料などでも容器の金属が溶ける可能性があるとして、
県は「これから暑くなり、熱中症対策でスポーツドリンクを飲む人が増える。気をつけてほしい」と呼び掛けている。

以下ソース:西日本新聞 2020/7/8 18:04 (2020/7/8 18:04 更新)
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/624278/