欧州は7月1日から日本を含むシェンゲン協定外の国15ヶ国に国境を開くことを決めた。
それとは対照的に、日本は7月1日から入国拒否対象地域に新たに18ヶ国を追加した。

世界に逆行するかに見える日本の決定は、国外からみると不可解な点が多い。

パンデミックの影響でヨーロッパがシェンゲン協定外の国との国境を閉めたのは3月17日のことで、
フランスでは同日から厳しい外出制限を伴う都市封鎖を開始した。

その後、フランスのロックダウンは5月11日から段階的に緩和されつつあり、
これに伴い、国境制限の見直しも検討され、シェンゲン内の国の行き来は基本的に6月15日から可能となった。
7月1日に始まったシェンゲン外からの入国許可は、この段階的な制限緩和の流れのなかに位置するものだ。

一方、日本の入国制限は緩和の流れに逆行するように見える。
https://newsphere.jp/national/20200708-2/