2020年7月9日 13時13分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200709/k10012505961000.html

大雨の影響で、長野県の観光地 上高地に向かう国道で土砂崩れが発生し、往来ができなくなっていましたが、9日、取り残されていた宿泊客30人余りが、県の建設事務所の先導で下山しました。

大雨の影響で観光地の上高地に向かう国道158号は、3か所で土砂崩れが発生し、このうち2か所は、8日までに復旧したものの、上高地に最も近い松本市安曇中ノ湯の現場は、今も土砂の撤去作業が続いています。

松本市によりますと、上高地の5つの宿泊施設の宿泊客と従業員、合わせて219人が取り残されていたということです。

9日は宿泊客30人余りが県の建設事務所の先導で、土砂に覆われた道路を歩いて渡り、その後、タクシーなどに乗って下山しました。

宿泊客たちは、ふもとの駐車場でマイカーに乗り換えて帰宅した人がいたほか、JR松本駅に向かった人もいました。

県の建設事務所によりますと、土砂崩れの現場の復旧工事が終わるめどは立っていないということです。