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毎日新聞

トランプ大統領のウクライナ疑惑証言 米軍高官が退役表明 政権側が嫌がらせか
ウクライナ疑惑を巡る米下院の公聴会での証言前に宣誓するビンドマン陸軍中佐(右)とウィリアムズ氏=米ワシントンで2019年11月19日、AP
 トランプ米大統領のウクライナ疑惑に関する弾劾調査で、トランプ氏に不利な議会証言をしてホワイトハウスの国家安全保障会議(NSC)を解任されたビンドマン陸軍中佐が8日、軍に退役を申し出たとツイッターで明らかにした。米メディアによると、トランプ氏は報復措置としてビンドマン氏の昇進に反対していた。

 ビンドマン氏の代理人は声明で「トランプ氏はいじめや脅迫、報復のキャンペーンによって、法に従うか大統領を喜ばせるか選ばせようとした」と指摘した。

 NSCでウクライナを担当していたビンドマン氏は、ウクライナ疑惑の発端となった2019年7月のトランプ氏とウクライナのゼレンスキー大統領の電話協議に傍聴して参加。19年10、11月の下院の公聴会ではトランプ氏がバイデン前副大統領親子の捜査を要求したことについて「政敵の捜査を外国に要求するのは不適切だ」と証言し、NSCの法律顧問に報告したことを明らかにした。

 ビンドマン氏は、トランプ氏の弾劾裁判終了後の今年2月にNSCを解任された。トランプ氏は軍が処分を検討すべきだなどと主張していた。

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