7/10(金) 10:04
毎日新聞

高齢者に優しいスローレジ 利用者のペースにあわせて対応 福岡の商業施設
ゆめタウン南行橋店が始めた「スローレジ」。第2・4水曜日の昼に設けられる=福岡県行橋市で、松本昌樹撮影
 高齢者やハンディのある人が焦らずにゆっくり会計ができる「スローレジ」の取り組みが、福岡県行橋市の「ゆめタウン南行橋店」で8日、始まった。高齢者に安心して買い物を楽しんでもらうとともに、会計に時間がかかる人へ配慮する気持ちが一般の人にも広がることを関係者は期待する。

 スローレジは、高齢者や障害者を支援するNPO法人たすけ愛京築(行橋市)を運営する阿部かおりさん(53)が提案した。高齢者から「レジで財布からお金を取り出すのに時間がかかり、行列ができると焦る」「後ろに並んだ人にイライラされると買い物が嫌になる」という声を耳にすることが多かったためだ。阿部さんによると、九州では初めての取り組みという。

 同店は今後、毎月第2・4水曜日の午後1〜3時に設ける。6台ある食品レジの一つに「スローレジ実施中」のプレートを掲げ、レジスタッフが利用客のペースに合わせて対応する。

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