新型コロナウイルスの感染拡大以降、アメリカではアジア系の人に対するヘイトクライム(人種的偏見に基づく犯罪)が急増していることが分かりました。

ロサンゼルス近郊の公園で11日、ヘイトクライムに対する抗議集会が開かれました。
この公園では先月、アジア系の人が「国へ帰れ」「殺す」などと暴言を浴びせられる事件が相次ぎました。
被害者の中には日本人の子どもも含まれています。

被害を受けた小学生(11)「『自分の来た国へ帰れ』とか(言われた)。それから1週間ぐらい怖くて眠れなかった」

カリフォルニア州を拠点とする人権団体によりますと、アメリカでは今年3月からの3か月間で、
アジア系の人に対するヘイトクライムが2120件に上ったということです。

トランプ大統領が新型ウイルスを「中国ウイルス」と表現したことなどが関係していると指摘しています。
https://www.news24.jp/articles/2020/07/12/10678894.html