英エジンバラ大学の学者らがコロナウイルスが心臓に否定的に作用し、その働きに病理学的な変化をもたらすおそれがあることを明らかにした。TVスカイニュースが循環器学雑誌「ヨーロピアン・ハート・ジャーナル」が掲載した研究結果を引用して報じた。

学者たちが研究したのは69か国から集められた1261人のコロナウイルス患者の心エコー図。

その結果、55%の患者に心臓の働きに病理学上の変化が、また7人に1人の割合で心臓の重い機能不全がみとめられた。

901人はコロナウイルスに感染するまでに心臓に問題を抱えていなかったが、こうした患者の46%に心臓の病理学的変化がみられ、13%が深刻な心不全に至っていた。

研究グループの長は、ウイルスの心臓感染は普通にあり得ることだが、コロナウイルスの場合、心臓感染を起こす患者の数が余りに多すぎると指摘している。

2020年07月14日 03:50
https://jp.sputniknews.com/covid-19/202007147607793/