岡山大の清家章教授(考古学)らの研究チームは、全国4位の大きさを誇る前方後円墳・造山古墳(岡山市北区新庄下、国史跡)の内部構造を、
物質を透過する素粒子・ミューオンを用いて“透視”する調査に乗り出す。古墳探査向けのミューオン検出装置を新たに開発して、
早ければ2020年度中にも埋葬施設の可能性がある空洞の存在やその位置、規模などを調べる。

 古代吉備の王の実像に迫る成果が期待されるだけでなく、装置や調査手法の有用性が実証できれば、宮内庁が管理する陵墓など、発掘の難しい他の大型古墳の非破壊調査への弾みがつき、考古学関係者の注目を集めそうだ。

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https://news.yahoo.co.jp/articles/f34816074c27922278fa214c1b9bf5d220360a56