札幌トヨタ自動車の整備士石崎来輝(らい)さん=当時(21)=が2017年に自殺したのは、同僚2人のパワーハラスメント(パワハラ)が原因だとして、父親(46)が同社に約4300万円の損害賠償を求めた訴訟の第4回口頭弁論が21日、札幌地裁(高木勝己裁判長)であった。証人尋問が行われ、同僚2人ともミスを強く注意したことは認めたが、「パワハラに当たる言動はない」と否定した。

尋問には来輝さんの勤務先だった室蘭支店の上司4人も出廷し、うち1人は「指導方法の見直しなど対策を取った」と述べた。父親は本人尋問で「会社に必死で対処を求めたが、改善されなかった」と訴えた。

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07/22 01:12
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