元海自特殊部隊員が語る「中国が尖閣諸島に手を出せない理由」
守るためなら「何でもできる」部隊
PRESIDENT Online 伊藤 祐靖 元海上自衛隊特別警備隊員
https://president.jp/articles/-/37043

三行要約
・海上保安庁の役割「君たちは、完全に包囲されている。観念して、出てきなさい」
・自衛隊の特殊部隊の役割 山地を夜間機動し、必要とあれば相手の戦闘員を殲滅
・漁民偽装兵が尖閣に上陸しても、特殊部隊にすぐ排除されるのを知ってるので上陸しない。

日本は中国から尖閣諸島(沖縄県)を守り切れるのか。
元自衛隊特殊部隊の伊藤祐靖氏は
「中国は領土的な野心をむき出しにしているが、日本には自衛隊の特殊部隊という『抑止力』がある。
 中国はそれを知っているからこそ、安易に手を出してくることはない」という??。

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高速ボート(特別機動船)から銃器をかまえ、
不審船の警戒にあたる訓練をする特別警備隊(広島湾、2007年6月28日)



●コロナ禍中でも露骨な中国の野心(略)

●海上保安庁「海猿」と海上自衛隊「特殊部隊」の違い(略)

●パラシュート降下、隠密上陸、殲滅、破壊工作……(略)

●日中は尖閣で「ジャブ」を続けている(略)

●海自特殊部隊は有事になったら尖閣を守れるのか

「尖閣」有事となった場合、海自特殊部隊は、尖閣魚釣島でなにができるのか? 
これを一言でいえば、要するに何でもできる。
特殊部隊とは、孤立することを前提にしている部隊であるがゆえに、
地上、海上は無論の事、空中でも水中でも少数で機動展開する能力を有している、と先ほど書いた。

補給の必要もなく、長距離通信能力も有し、破壊力も情報収集能力もある。
その特異な能力を最も発揮できうる環境が、まさに尖閣魚釣島であり、
そうした有事に備えて存在することこそ、特殊部隊の意義なのだと思う。

先制攻撃が有利になるのは、「主導の原則」からしてまちがいない。
しかし、この部隊の存在は、先制されたとしても連続攻撃を食い止め、
形勢を一気に逆転させる可能性を相手に匂わせる。
要するに特殊部隊の存在こそが、安易には攻撃を許さない「抑止力」になりうるということだ。

同様の部隊を持つ国ほど、それをよく理解するだろう。
リアルな戦闘こそが、日中双方のもっとも避けるべきシナリオのはずだからだ。

特殊部隊の存在意義は、なんでもできる能力を保有し、
敵にすれば何をしてくるか予想がつかないと想像させる余地があってこそなのだ。

●特殊部隊が「できること」「できないこと」

この前提を踏まえると、守秘義務で具体的には書けないこともあり、
今回はあくまでフィクションのシナリオに沿って特殊部隊ができることの一端をシミュレートしてみた。
現場の隊員は、日々何を考え、何のために訓練を積み、何を願い、
何を諦めて出撃していくのか、これは自衛隊の法的立場、憲法論議とは別次元の話だ。
それが、ドキュメント・ノベル『邦人奪還:自衛隊特殊部隊が動くとき』という一冊だ。
https://www.shinchosha.co.jp/book/351992/

冒頭では、海上自衛隊特殊部隊が尖閣諸島魚釣島に隠密上陸するシーンから、はじめている。
特殊部隊であれば、任務達成上必要があるのならなんでもできるよう、
準備はしているはずだ。その「できること」の一例を実感し、今後の議論のきっかけにしていただきたい。


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