大阪では新型コロナウイルスが市民生活や社会にもたらした変化の痕跡を後世に伝えようと、実際に使われたチラシやポスターなどを集めた展示会が開かれています。

 世間からは評判が悪かった、政府が配布したいわゆる「アベノマスク」。こちらは「入店制限」を呼びかける精肉店の張り紙。いまや、私たちの生活の中で目にするものばかりです。

 吹田市立博物館では、コロナで大きく変わった社会の様子を後世に伝えようと、3月中旬からこれらの身近な資料を集め始め、これまでに1000点を超える資料が全国から集まりました。

 今回はそのうちおよそ130点を選び、「新型コロナと生きる社会」というテーマで展示しています。

 「今、起こっていることが、これはもう歴史に残るようなことだと。モノとして残したい、モノだけでなくて、1人1人の思いだとか辛さだとか悲しみだとか、そういった思いを乗せて一緒に残していきたい」(学芸員・五月女賢司さん)

http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4043727.html