【モスクワ時事】レバノンの首都ベイルートの大規模爆発の原因となった可能性がある硝酸アンモニウムを積載していた船舶の所有者だったロシア人実業家が6日、居住地のキプロスで警察の事情聴取を受けた。キプロスのメディアが報じた。

 事情聴取はレバノン当局の要請に基づき行われた。ロシアのメディアによれば、この実業家はロシア極東ハバロフスク出身でキプロス南部リマソル在住。

「脱法体質」も背景か 化学物質保管の経緯不明―レバノンの大規模爆発

 硝酸アンモニウムはモザンビーク行きの船舶に積まれていたが、2013年に寄港したレバノンで船舶ごと差し押さえられた。船舶にはロシア人とウクライナ人の船員が乗っていたという。

2020年08月07日06時44分
https://www.jiji.com/sp/article?k=2020080700246&;g=int