座礁船燃料流出でサンゴ危機 商船三井、現地政府が緊急事態

インド洋の島国モーリシャス沖で商船三井が運航する大型貨物船が座礁し大量の燃料が流出した事故で、モーリシャス政府は7日、サンゴ礁などが被害を受け危機的な状況にあるとして環境上の緊急事態を宣言した。

ジャグナット首相は上空から撮影した現場の写真をツイッターで公開。モーリシャス政府は、貨物船を現場から移動させるためフランス政府に支援を要請した。

貨物船は現地時間の7月25日に座礁し、今月6日から燃料が流出。サンゴ礁がある浅瀬で傾いた船体から黒褐色の油が漏れ、広範囲を汚染した。沿岸部には国際的に重要な湿地を保全するラムサール条約に指定された区域もある。

2020/8/8 11:34 (JST)8/8 11:35 (JST)updated
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