https://article.yahoo.co.jp/detail/2d087a2f19deaaf79abdcbb70fc955af0f6c5e95

ロシアのソチにある小さな動物園で今月4日、11歳の少年が2頭のヒグマに襲われ死亡した。
『Mirror』『New York Post』などによると、少年は一緒に来ていた同年代の少女2人に
「勇敢なところを見せたい」と檻に侵入したという。

ヒグマに襲われて死亡したのは11歳のニキータ君(Nikita)で、2頭が飼育されていた檻には
鍵がかかっていなかった。ニキータ君は「クマと写真を撮ってみせる」と言って檻に侵入。
一緒に来ていた少女2人にカッコいいところを見せようと、ヒグマの足を叩いて見せたそうだ。

しかし挑発を受けた2頭はニキータ君に襲いかかり、まるでボールでも扱うように投げ飛ばし、
檻の下に掘ってあった穴の中に引きずりこんだ。少女らは大声で泣き叫び助けを求め、
2頭は駆けつけた動物園のスタッフによって射殺された。

スタッフによって檻から出されたニキータ君はすでに意識がなく、
4日の午後6時に救急隊によって死亡が確認されている。

地元警察は動物園側の過失も含めて調査を開始しており、事故を目の当たりにした少女2人は
カウンセリングを受けているという。

なおニキータ君の親類はメディアの取材に「とても賢い子でした。なぜこんな事故が起きてしまったのか、
しっかり調査を進めて欲しい」と述べているが、このニュースへの反応は様々で
「命と引き換えにすることではない」「動物へのリスペクトが全くない」「親の責任」「自業自得」といった厳しいものから、
「動物園の責任でもある」「狭い檻の中でクマ2頭を飼育するなんて、こういった動物園は閉鎖すべき」
「劣悪な環境での飼育がもたらした悲劇」といった動物園の在り方を問う声もあがっている。


クマ2頭に襲われ亡くなった11歳男児
https://muji-pctr.c.yimg.jp/AqrN6ZEr8hvRuGCKSskqoBYCSVrcdhByjdJ7lyWKv92P3wM9E8xOxWeoRsXsLZ7lLQDWTDqXtalfUfrkiDhsJvzWAYl4HF5yZKB936JpfXe--GReAT2nPemdx-j5IHz8