静岡県伊東市富戸の伊豆シャボテン動物公園が休止中だったリスザルの放し飼い展示を約半年ぶりに再開した。1月に12匹が相次いで行方不明になり、盗まれたとみて残りのリスザルを安全な場所に隔離していたが、監視カメラを増設するなどして防犯対策を強化した。

小型で人によく慣れるリスザルは1964年から園内で放し飼いされており、昆虫が好物のため、樹木の害虫駆除の役割を担っている。現在は32匹のうち、ボート池の島の20匹を除く12匹が放し飼い。園の用意する餌(有料)を来園客が手で与えるごはんタイムも1日に数回、天候や群れの行動で場所と時間を変えながら行われている。

 中村智昭園長は「本来の姿に戻った。自由に動くリスザルを見に来てください」と話した。

2020年8月14日 10時22分
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