中国で人気集めている「大食い映像」について中国政府が動画の投稿を取り締まることが決まりました。大食い動画を禁止するのには意外なワケがありました。

 若い女性は点心やハト、焼きそばを次々と胃袋に流し込みます。華奢な女性はアワビやカニなどを黙々と頬張っています。途中で見物人が一緒に写真を撮ってもらうほど人気者です。今度はワンタン20杯をかき込み、食べ終われば居合わせた客から拍手喝采(かっさい)を浴びています。中国国内の若者の間では中国版「TikTok」の「ドーイン」で大食い映像を投稿するのが大流行し、収入を得ている人もいます。

 しかし、ドーインの運営会社は大食い映像などの削除を発表したのです。その背景にあるとみられるのは、11日に習近平国家主席は食べ物を粗末にしないよう求め、取り締まりを強化する指示を出しました。北京のレストランでは早速、これまでの半分の量の料理を提供する店も。しかし、中国では食べ物を残す文化が定着しているため…。

 レストランの従業員:「半分サイズの料理を頼む客はほとんどいないですよ」

 習主席は新型コロナの世界的流行で一部の国による食料の囲い込みを懸念しています。中国科学院によりますと、中国都市部で毎年1700万トンから1800万トンもの残飯が廃棄されていて、その量は3000万人から5000万人分の1年間の食料に相当するということです。

2020年8月17日 20時36分 テレ朝news
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