埼玉県内での新型コロナウイルス感染状況に変化が生じている。「夜の街」関連の割合が大きく下がり、キャバクラ店やショーパブでのクラスター(感染者集団)発生も影を潜めた。繁華街の商店会などが感染拡大防止策の徹底に自主的に取り組んだ結果、封じ込めが奏功しつつあるようだ。

 埼玉県感染症対策課によると、新規感染者に占める「夜の街」関連の割合を1週間単位で集計すると、キャバクラ店などで立て続けに感染が確認された6月29日〜7月5日は29%に上っていたが、直近の8月12〜18日は0・3%にまで激減した。

 大野元裕知事は20日の記者会見で「『夜の街』での感染はこの1〜2週間、極めて低い数字に落ち着いている」と説明した。「地域を含めて協力いただいている」とも述べ、商店会などの取り組みが感染拡大を押しとどめているとの認識を示した。

 キャバクラ店やホストクラブでクラスターが相次いだ繁華街、大宮南銀座(さいたま市大宮区)では、地元の大宮南銀座商店会のメンバーがキャバクラ店などを巡回し、感染防止対策が徹底されていると判断した店を認定する独自の制度を7月から導入した。

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https://www.sankei.com/politics/news/200821/plt2008210026-n1.html
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