新型コロナウイルスに感染し、医療機関に入院している人は全国で5900人余りで、前の週からわずかに減少したことが厚生労働省のまとめで分かりました。一方、都市部を中心に重症者の病床の使用率は上昇しています。
厚生労働省は、新型コロナウイルスに感染した人の状況について、週に1度、自治体からの報告を取りまとめて公表しています。

それによりますと、全国の医療機関に入院している人は、今月19日の時点で合わせて5973人で、前の週から36人減少しました。

このうち東京都は60人減って1665人、埼玉県は34人減って323人でした。

一方、大阪府は88人増えて561人、沖縄県が73人増えて375人となっています。

また、重症者は全国で合わせて260人で前の週から68人増加しました。

このうち、これまで国と異なる基準で報告していた東京都は、今回から国の基準にのっとって報告した結果、重症者は19人増えて41人となっています。

また、大阪府は前の週から16人増えて65人でした。

一方、都市部では重症者の病床の使用率が上昇しています。

確保されている病床に占める割合は、東京都がおよそ10%で5%、福岡県が37%で2%、大阪府が35%で9%、沖縄県が30%で4%、前の週をそれぞれ上回りました。


2020年8月22日 6時10分
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