廃炉作業が進む東京電力福島第1原発(福島県)で、東電は2021年、核燃料などが溶け落ちた「燃料デブリ」の取り出しを2号機から始めようとしている。事故を起こした原子炉ゆえ専用の装置が開発されているが、その分、廃炉の費用もかさんでいる。

 通常の原発の解体は、原子炉から核燃料を取り出した後に、@建屋内のプールにある使用済み核燃料の取り出しや汚染状況の調査A原子炉の周辺設備の解体B原子炉などの解体C建屋の解体――の順で進む。更地になるまで30〜50年ほどかかり、その費用は1基当たり約300億円とされる。

一方、水素爆発を起こした福島第1では、1〜3号機で核燃料が溶け落ちたり汚染水が大量に発生したりした結果、廃炉作業は通常の工程通りには進んでいない。1〜6号機全てが廃炉になるが、費用も300億円×6基=1800億円ではとても収まらないという。一体、いくらになるのか。

以降有料ソースにて
https://mainichi.jp/articles/20200826/k00/00m/040/079000c
9年半たっても「総額わからない」 膨らむ福島第1廃炉費 すでに当初試算の27倍
会員限定有料記事 毎日新聞2020年8月26日 15時30分(最終更新 8月26日 15時30分)


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https://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/list/202002/CK2020022902000138.html
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https://diamond.jp/articles/-/78547
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以上