厳しい暑さの中で通学する子どもの負担を減らそうと、岐阜県本巣市の小学校では、持ち運ぶ教科書などを減らして軽いかばんで通学する“ノーランドセル通学”が行われています。
本巣市内の小学校は、新型コロナウイルスの影響で夏休みが短くなり、今月19日に授業を再開しています。

このため、厳しい暑さの中で通学する子どもの負担を減らそうと、市内の8つの小学校すべてで教科書やノートなどを学校や自宅に置いたままランドセルよりも軽いかばんで通学する“ノーランドセル通学”が行われています。

このうち、真桑小学校では、授業では、電子黒板に教科書の内容を映し出したりプリントを配ったりすることで教科書やノートなどは自宅に置いたままで復習に使うようにしました。

26日も、子どもたちは、授業を終えたあと、筆記用具や水筒などだけをかばんに入れて背負い、日傘や手持ち式の扇風機などで暑さ対策をしながら下校していました。

小学3年の男子児童は「これまで荷物が重くて肩に食い込んで痛かったり、背中が汗でぬれたりしていたので、いまは軽くて楽です」と話していました。

真桑小学校の白木和雄校長は「荷物が重く背中に汗がこもるとつらい思いをしますので、軽くて通気性のいいかばんを使えるようにして安全に登下校できるようにしたい」と話しています。

2020年8月26日 17時49分
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