【AFP=時事】米国で28日、少女をレイプし殺害した罪で有罪判決を受けた死刑囚が、薬物注射により刑を執行された。米連邦政府によって7月以降に死刑を執行されたのは、これで5人目となる。

弁護団によると、キース・ドウェイン・ネルソン(Keith Dwayne Nelson)死刑囚(45)は、中西部インディアナ州テレホート(Terre Haute)の連邦刑務所で死亡が確認された。

 ネルソン死刑囚は2003年、カンザス州の自宅前でローラースケートをしていた10歳の少女を誘拐したとして有罪判決を受けた。同死刑囚は少女をレイプし絞殺した後、隣接するミズーリ州で遺体を遺棄した。

 死刑を強硬に支持しているドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領は17年間停止していた米連邦政府による死刑執行を再開するよう命じた。トランプ氏は、特に警官や子どもの殺害で有罪となった被告や、麻薬密売人に対する死刑の執行を増やすよう主張している。

 米国で死刑制度が存続しているのは主に南部のごくわずかな州だけで、執行数は減少傾向にある。2019年には22件の死刑が執行され、2020年にはこれまでに12件が執行された。

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