【北京共同】中国国営通信、新華社は28日夜、安倍晋三首相について「在任期間は長かったが突出した政治的遺産(レガシー)は残さなかった」と分析した。共産党系の新聞は日中関係の改善に努力したと評価。安倍氏の辞任表明を受け、中国は日本を「味方に引き入れ」、日米を分断するべきだとも訴えた。

 新華社は、安倍氏が経済と安全保障に最も力を入れ「アベノミクス」が流行語になったと紹介。「新型コロナウイルスの打撃で長年の成果はほぼ吹き飛んだ」と論評した。集団的自衛権の行使容認などで「平和憲法による軍事活動への制限を弱めた」とし、「最大の宿願の改憲は実現していない」と指摘した。

共同通信 2020/8/29 18:07 (JST)8/29 18:19 (JST)updated
https://www.47news.jp/news/new_type_pneumonia/5194861.html