【総裁選ドキュメント】石破氏、出馬意向の菅氏を歓迎「意義あること」 党員投票省略は「民主主義にもとるやり方」

 自民党の石破茂元幹事長は30日、安倍晋三首相の辞意表明を受けた党総裁選をめぐり、菅義偉官房長官が出馬の意向を固めたことについて「非常に意義のあることだ。今の政権を大黒柱として支えた経験や実績、長く議員も務め、(野党時代に一緒に)政権を奪還した信頼する人だ」と述べた。大津市内で記者団に語った。

 新総裁の選出方法をめぐり、党執行部が党員・党友による投票を省略した両院議員総会による形式が有力視されていることについては「民主主義にもとるやり方があってはならない。誰が当選しても、党員が選んでいないならば強力な政治ができることのハンデになる」と指摘した。

 石破氏は総裁選の形式が決まる9月1日の総務会後に態度を明らかにする考えを示した。

産経新聞 2020.8.30 14:31政治政局
https://www.sankei.com/smp/politics/news/200830/plt2008300011-s1.html