9/3(木) 11:34
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読売新聞オンライン

 新型コロナウイルスの感染者との接触を知りながら上司への報告を怠るなどした青森県警本部警備部の20歳代の男性警察官について、県警は2日、本部長訓戒処分とした。県警への取材でわかった。県警は2日、県公安委員に今回の処分内容や経緯を報告した。

 県警などによると、警察官は、派遣型風俗店(デリバリーヘルス)に勤務し、新型コロナに感染した20歳代女性と7月8日の勤務時間外に濃厚接触した。14日に青森市から連絡を受けたが、女性との接触を否定、その後、出張先の十和田市で飲食店を利用した。上司には、感染が判明した15日夜に報告した。

 県警は、警察官の行為は法律違反とまでは言えず懲戒処分にはあたらないと判断。一方で、感染者との接触を知りながら上司への報告を怠り、複数の飲食店で会食した行為を重く受け止めたという。本部長訓戒は4種類ある監督上の措置で最も重い。

 警察官は退院し、一連の行為を反省しているという。県警監察課は処分の内容や理由を公表しておらず、「事実関係の調査に基づき、厳正に行った」としている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/175f6e328bec68997ebba57e80d50d2f33c64855